サマータイム導入に伴う影響を簡単にまとめてみる

サマータイム導入に伴う影響を簡単にまとめてみる

そもそもサマータイムってなんだろう

サマータイムは欧州を中心に導入されている、日の出時刻が早まる時期に時間を進め、日中帯を有効活用しようという制度です。
これに伴い、日常生活も時間を早めるため仕事はしかり交通機関などに影響が出ます。
日本は東京オリンピックに向けて期間限定でサマータイムを導入しようという動きが出ていて、各システムに影響が出ることからIT業界では話題が持ち切りです。
ただでさえ忙しいIT業界ですが、サマータイム導入予定期間まで残りわずかなのでまさに阿鼻叫喚です。
酷暑対策なのに開催までに倒れてしまう人がいてもおかしくないでしょう。

日本では2時間

実はサマータイム導入国のほとんどが早める時間は1時間です。
ところがなぜか日本では2時間も早めるとのこと。

「諸外国は1時間だからもう一時間増やしても問題ないよね~」

という会話が聞こえてきそうです。
導入に伴い、影響を軽視している方がいれば続きを読んでみてください。

システムの影響

4月1日の0:00に導入されるとしましょう。
3月31日の23:59の次は4月1日の0:00でしょうか?
違います。4月1日の2:00になります。

この空白の2時間はシステムが勝手に補完してくれるはずがありません。
日次処理で0:00に前日分バックアップを取るシステムがあるとして、システム障害が発生することは想像に難くありません。
だって、そんな時間は存在しないのですから・・・。

他にも銀行ATMの稼働時間や公共交通機関、GPSなど人的工数がとてつもなく発生します。
ただ時間を変えれば良いということで落ち着く話ではなく、想像以上に甚大な影響が発生するでしょう。

人体の影響

これによって一番被害に合うのはエンジニアの方々です。
期日までにテストを行い、「完璧な設計、完璧な設定」を行えなければサマータイム導入日に各所でシステム障害が発生し深夜に呼び出されることになります。
むしろその日は家に帰れるのでしょうか。いや、何日も帰れない光景が目に浮かびます。

また、エンジニアに限らず2時間早まるわけですから飛行機の時間を間違えた!とか寝坊した!とか多発するでしょう。
私も自信がありません。多分寝坊しますし電車の時間も分からなくなっててんやわんやになると思います。

日本で導入されると最大のデメリットは残業増加にあると思います。
時間が早まったといっても日本の労働環境だと早く帰れることはまずないです。
いつもより2時間多めに残業する期間、といっても過言ではない気がします。

試されるエンジニアの力量

一つ、私の考えを紹介したいと思います。
サマータイム特需によりノウハウがあるエンジニアは一目置かれ重宝されるのではないかということです。
導入まで時間はまだあります。(あっという間に日にちは過ぎていきますが・・・。)

エンジニアらしく、サマータイム導入国のドキュメントを読み込んでみませんか。
想像を語るより実事例を見たほうが遥かに有益です。

日本にいるエンジニアでサマータイムシステム設計の経験がある人はほぼいないでしょう。それならば

私が率先して引っ張っていこう

という人が現れてもいいですよね。
こういう力のある人が出てこない限り、失敗に終わる未来が待っています。
綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、導入が確定するなら腹をくくってやり遂げるしかありません。

ドキュメントを漁り、要件定義する、設計する、テストする。

百戦錬磨のITエンジニアが普段やっていることを慌てず焦らず実装していくのです。
それがエンジニアのあるべき姿です。

まずは、エンジニアらしく

メリット、デメリットを挙げ導入に伴うコスト、実現可否、想定される障害、対策・・・

を提示し、お偉いさんに要件定義を投げかけるところからスタートです。

ITカテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
TOP